ランニングでノースフェイスの薄手で透明なウインドブレーカーを試した

ザ・ノース・フェイスのインパルスレーシングジャケットのイメージ

「ランニングギア取説」運営者のタツヤです。

寒い1月に「ザ・ノース・フェイス インパルスレーシングジャケット」を着てみたのでレビューします。

※商品名のクリックで個別商品をご覧いただけます。

目次

ザ・ノース・フェイスのインパルスレーシングジャケットとは?

インパルスレーシングジャケットは、ザ・ノース・フェイスの薄手で軽量なウインドブレーカー

一切の無駄を省き本質にせまった、本物志向の高機能モデル。

重量わずか 57g(Sサイズ)と非常に軽いのが特徴。

ザ・ノース・フェイスのインパルスレーシングジャケットの重量写真

ウインドブレーカーの内側の右後ろにあるポケットに、本体自体を収納できるポケッタブル仕様

インパルスレーシングジャケットの内側のポケットのイメージ
インパルスレーシングジャケットを折りたたんだイメージ

折りたたみ方を動画で解説しています。

インパルスレーシングジャケットはポケッタブル(パッカブル)仕様のため、コンパクトに収納できます。

ポケットにすぐにしまいたいときは、適当に丸めてもよいでしょう。

インパルスレーシングジャケットをポケットにしまったイメージ

カラーは5色で、レースのときゼッケンが透けて見えるクリアカラーです。

両腕の黒い部分以外はやや透けます。

下の写真は、走った直後の汗で濡れているときの透け具合

インパルスレーシングジャケットの透け具合

これは好き嫌いが分かれるところでしょう。

ただ、軽さや機能性を追求し、一切の無駄を省いた結果です。

いつも着ているモンベルのウインドブレーカーとくらべ、薄手で軽量なわりに保温性は高めです。

下の写真がいつものモンベル。

モンベルウインドブレーカーのイメージ
モンベルウインドブレーカーの重さのイメージ

こちらは128gと、重量からも生地のしっかり感がお分かりになると思います。

しかし、ペラペラなインパルスレーシングジャケットの方が、保温性は高く感じます。

とはいえ、単に「内側がムレて熱い」というわけではありません。

後ろ身頃(うしろみごろ)には、ベンチレーションのための通気孔を備えます。

インパルスレーシングジャケットの通気孔
インパルスレーシングジャケットの通気孔

通気孔は上側の生地が下側の生地にかぶさっているつくりなので、雨の侵入も心配ありません。

この小さな孔があるのと無いのとで、内側のムレ具合が大違い。

サイズについては、S・M・L・XLの4サイズから選べます。

フォルムはゆったり目ではなく、「わりとタイト」なつくり。

インパルスレーシングジャケットのSサイズ:ゆき丈80㎝ 身幅51.5㎝ 着丈67㎝

服の各寸法イメージ

わたしは身長167㎝、体重62kg、胸囲81㎝、ゆき丈78㎝でSサイズを購入しました。

インパルスレーシングジャケットを着たイメージ
インパルスレーシングジャケットを着たイメージ

身幅、着丈、袖丈ともにぴったりとジャストです。

詳細はこれくらいにして、寒い1月に着てみた感想をお伝えします。

ザ・ノース・フェイスのインパルスレーシングジャケットを3回着てみた結果

状況が分かりやすいように、走った当時のデータもご参照ください。

1回目

1回目のランニングデータ
1回目のランニングデータ
1回目のランニングデータ

ちなみに上記データは、ランニングウォッチ「ガーミン・instinct」によるものです。

関連記事: ランニングウォッチ の「ガーミン・instinct」を使ってみた

データ詳細

日付 1月19日
時間 11時15分〜
気象条件 曇り、気温10℃、湿度67%、風速6m/秒
キョリ 11.92㎞
所要時間 1時間05分41秒
ペース 5.31分 /㎞
心拍数(bpm) 平均156 最大170

感想

自宅を出るとき、ペラペラの生地に正直「大丈夫か?」と不安でした。

実際に外に出てみると、いつものウインドブレーカーにくらべ、やや寒い気が……。

それでも、軽くストレッチなど準備運動をしていざ出発。

ランニングコースが海辺ということもあり、当日は風速6m/秒とかなりの強風。

にもかかわらず、走り始めてから5分も経つと、寒かったのがウソのように温まってきました。

心拍数の上がり切る13分後には、内側が熱くなってしまいジッパーを1/3ほど下げるまでに。

下の写真は走り終えた後のもの。

インパルスレーシングジャケットを着て走った後のイメージ
インパルスレーシングジャケットを着て走った後のイメージ

当日の天気は曇り、気温10℃で強めの風が吹いていました。

走り始めは寒かったものの、走り出してからは申し分のない防風性だったと思います。

2回目

2回目のランニングデータ
2回目のランニングデータ
2回目のランニングデータ

データ詳細

日付 1月21日
時間 20時23分〜
気象条件 晴れ、気温8℃、湿度69%、風速2m/秒
キョリ 8.43㎞
所要時間 45分05秒
ペース 5.21分 /㎞
心拍数(bpm) 平均154 最大180

感想

1回目とは違って今回は夜ラン。

暗い中を走るとき、役に立つのがリフレクターの存在。

写真は暗い部屋でフラッシュをたいて撮影したものです。

背中のワードマークはリフレクターとまではいかないものの、暗い中で光を当てると、やや目立つようです。

陽が射さないこともあり、走る前は寒い……。

気温は前回よりも 2℃低かったものの、走り出すとすぐに温まってきました。

それでも、熱くなることはありません。

本日のランニングコースは公園の外周で、ゴムチップ舗装なので走りやすいのが特徴。

いつも以上に腕振りを意識しました。汗

インパルスレーシングジャケットは薄手で軽量な上に、ストレッチ性もあるため、着ている感覚がほとんどありません。

そのため、Sサイズでピッタリでも、腕振りを阻害するような感じは無し。

インパルスレーシングジャケットを着たときの腕振りイメージ
インパルスレーシングジャケットを着たときの腕振りイメージ

ちなみに、インナーは長袖のランニングシャツのみです。

インパルスレーシングジャケットの下に着たシャツ

夜ラン・気温8℃で申し分のない使用感でした。

3回目

3回目のランニングデータ
3回目のランニングデータ
3回目のランニングデータ

データ詳細

日付 1月23日
時間 17時57分〜
気象条件 雨、気温15℃、湿度93%、風速2m/秒
キョリ 10.93㎞
所要時間 1時間02分41秒
ペース 5.44分 /㎞
心拍数(bpm) 平均155 最大168

感想

1月にもかかわらず、タンポポの開花があるなど、春先のような暖かい一日。

夕方でも15℃あり、風もあまりなかったので、正直ウインドブレーカーは必要ないくらい。

そのため、インナーには半袖のランニングシャツをチョイスしました。

半袖のランニングシャツイメージ

これまでで最も気温が高く、小雨で湿度も高かったため、大量の汗をかきました。

ランニング後のウインドブレーカーは57gから65gと、8g分の汗や雨を含んだようです。

インパルスレーシングジャケットのランニング後の重量

もちろん、肌が露出した両腕も汗まみれに。

それでもウインドブレーカーの内側が、安価なレインコートのように、べったりと張り付くような嫌な感じはしませんでした。

汗によるベタつきを軽減するため、ウインドブレーカーの裏面に特殊3Dプリント加工がされているからのようです。

インパルスレーシングジャケットの表面と裏面の生地の違いイメージ

どおりで、表面はわりとツルツルなのに対し、裏面にはやや凹凸感があります。

また、耐久撥水機能を備えるため、ときおり小雨が降りましたが、内側にしみ込むことはありませんでした。

これらの機能に加え、静電気の発生を抑える機能もあるのは驚きです。

インパルスレーシングジャケットの静電ケア機能表示

ペラペラ薄手でもあなどれません。

ランニング後すぐに洗濯機(洗濯ネット使用)のおしゃれ着コース(ドライ)で洗いました。

洗濯ネットのイメージ
洗濯機のイメージ

30℃までのお水やお湯で、ドライ洗濯が可能なようです。

インパルスレーシングジャケットの洗濯表示のイメージ

ちなみに洗濯表示については以下をご参照ください。

洗濯表示の参考イメージ
出典:Panasonic

撥水効果が高いためか、水をはじきまくり、洗濯槽から出したとき隙間に水が溜まったような状態に。

洗濯後の様子。

インパルスレーシングジャケットの洗濯後のイメージ

その後、室温21.2℃・湿度93%の部屋干しです。

インパルスレーシングジャケット部屋干しのイメージ

4〜5時間ほどで完全に乾いていたと思います。

大量に汗をかくランニングギアとして、すぐに乾くのも大きなメリットです。

本日はもう少し強い雨の中を走ってみたかったのですが、それは次回のお楽しに。(^^;)

気温15℃でウインドブレーカーいらずの天候でしたが、別の視点から機能性を試せたと思います。

インパルスレーシングジャケットは風邪予防に超使える!

福岡在住の私にとって、だんだん寒くなり始める10月は、かすかに風邪をひきかける月でもあります。

この時期はウインドブレーカーを着て走るには暑すぎるので、少し寒くてもシャツ一枚で自宅を飛び出してしまいがち。

しかも、ランニングのあと自宅まで少し歩くため、そこで一気に汗冷えし体がゾクゾクしてくるパターンです。

しかし、インパルスレーシングジャケットを上手く活用することで、その心配がなくなりました。

その方法はこんな感じ。

  1. 自宅を出るときはジャケットを羽織っておく
  2. 準備運動で体を温め、ジャケットを脱いで走り始める(パンツのポケットなどに収納)
  3. ランニング後、1~2分ほど歩いて表面の汗を落ち着かせてからジャケットを羽織る

この方法でランニング後に、風邪をひきかけることがなくなりました。(^^♪

インパルスレーシングジャケットを丸めてパンツのポケットに収納すると、多少ポケットは膨らんでしまいますが、それでも許容範囲内。

左ポケットにジャケットを入れた状態
左ポケットにジャケットを入れた状態
ポケットに何も入れていない状態
ポケットに何も入れていない状態

ポケットにジャケットを入れていても、それほど膨らんでいないと思います。

また、ランニング中でもポケットの膨らみを邪魔に感じたことはありません。

他のウインドブレーカーだとこうはいかない、インパルスレーシングジャケットの強みですね!

ランニング後ちょっと歩いて汗が引いてからジャケットを羽織るので、毎回洗濯の必要もありません。

ランニング後の汗冷えにお悩みであれば、この方法は使えますよ♪

まとめ

冬場はもちろん、夏場のヒンヤリとした早朝や夜間でも、ちょっと羽織るのに一着あると役立ちます。

しかも、かさばらず気軽に持ち運べるのも嬉しいポイント。

ちょっとした登山などにも携行したいと思います。

ただ、普段着で使用することはないかな……とっ。

あと、ややタイトなつくりなので、太めの方には不向きかもしれません。

コスパを考えると、一着持っていて損のない優良モデルであることは間違いないです。

今回着たのはこちら。

ザ・ノース・フェイス インパルスレーシングジャケット

※商品名のクリックで個別商品をご覧いただけます。

関連記事:初心者のための秋から冬にかけてのランニングウェアおすすめ各3選

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