夏場の雨ランニングでも使える、ザノースフェイスの軽くて薄手なレインウェア「ストライクトレイルフーディ」を試してみました。
マラソン大会でも重宝する半透明タイプです
ストライクトレイルフーディ【メンズ】
ウインドブレーカーのような見た目ながら、耐水圧20,000mmとハイレベルな防水性を兼ね備えた高機能レインウェアにワクワクが止まりません。
※本ページはプロモーションが含まれています
ザ・ノース・フェイスのストライクトレイルフーディとは?
「ストライクトレイルフーディ」は、世界的ブランドTHE NORTH FACEが誇る、下記のような特長をもつレインウェアです。
- 防水性を備えたウインドブレーカー
- 夏場の雨ランニングにも使える
- 半透明だからマラソン大会にも重宝
それぞれについて、ご紹介いたします。
1.防水性を備えたウインドブレーカー
雨をしっかりと防いでくれる「レインウェア」というと、がっしりとしたジャケットをイメージされるかもしれません。
しかし、ストライクトレイルフーディは、防水性を備えた「ウインドブレーカー」といったイメージ。
防水性とは?
- 耐水性:水圧を耐える能力
- 耐漏水性:水を通過させない能力
- はっ水性:水をはじく能力
の3つを総称したもの。※JIS規格(日本産業規格)

つまり、防水性のウェアとは「耐水性」「耐漏水性」「はっ水性」を兼ね備えた、雨でも濡れないウェアね!
購入にあたり、amazonで「TNFレモン」というカラーを選びました。




身長167㎝、体重62㎏、胸囲81㎝でMサイズを購入しました。






ジャストサイズでぴったり。
重量はなんと約100g!


ネットリサーチの結果、ゴアテックス(GORE-TEX)のレインウェアの重量は、おおよそ150g~300gといったところ。
この数字を考えると、ストライクトレイルフーディの100gというのは、超軽量と言えるでしょう。
ゴアテックス
アメリカのWLゴア&アソシエイツ社が製造販売する防水透湿性素材の商標名
ただし、ポケットは内外ともにありません。




必要な機能だけを厳選した結果の「軽量化」です
とはいえ、防水性は「耐水圧20,000㎜」と間違いありません。





「耐水圧」とは、どのくらいの水圧まで防水できるかを示した数値だよ!
耐水圧20,000㎜とは、1㎝×1㎝×20m(縦×横×高さ)の水柱を立てても防水できることを意味します。


耐水圧から見た、対応可能な天候の目安は下記のとおり。
耐水圧 | 対応可能な天候 |
300㎜ | 小雨 |
2,000㎜ | 中雨 |
10,000㎜ | 大雨 |
20,000㎜ | 嵐 |
ストライクトレイルフーディは耐水圧20,000㎜なので、嵐に耐えうる防水性を備えることになります。
さらに縫い目からの浸水を防ぐために、シームテープによる加工がなされています。


シームテープとは、内側に貼られたこのようなテープのこと。




縫い目の至る所が、びっしりとテープで覆われています。
経年劣化によりシームテープが傷んだ場合、補正も可能です。
しかも、フードも付き。




個人的に、フード付きジャケットは好みではありません。
どこか邪魔に感じるし、ランニングではキャップをかぶるので、ほとんど必要ないからです。



とはいえ、ストライクトレイルフーディのフードは、それほど邪魔にならないんだよね
スソや袖口・フードにゴムシャーリング(ゴムで伸縮するつくり)が配されているから。












このゴムシャーリングが、スソ・袖口からの雨の侵入を防いでくれるとともに、強風でフードがバタつくようなこともありません。
ランニング時の腕振りも、すごぶる快適です。




反射力の高い「リフレクター」も、3ヶ所に配されています。






雨の日は、霧でかすむことも多いので、強力なリフレクターは重宝します。


その他詳細がこちら。
カラー | 7色 |
サイズ | 4サイズ |
素材構成 | ナイロン100%(コーティング等樹脂加工) |
レインウェアでありながら、軽くて薄手・動きやすい「ストライクトレイルフーディ」は、防水性を備えた「ウインドブレーカー」といったイメージ。
寒い季節のウインドブレーカーとしても大いに役立ちます。
2.夏場の雨ランニングにも使える
夏場に分厚いレインウェアを着用するのは、移動「蒸し風呂」状態です。
外からの雨は防げたとしても、逆に内側がビチョビチョになってしまい、かえって汗冷えを起こしかねません。



その点「ストライクトレイルフーディ」は、夏場のレインウェアとしても使えちゃうんだよね
高い防水性とともに、40,000g/㎡/24hの高い透湿量を兼ね備えるから。


透湿量(透湿度)とは、24時間で1㎡あたり何gの水分を透過するかを示した数値。


透湿量から見た、対応可能な運動の目安は下記のとおりです。
透湿量 | 対応可能な運動 |
2,000g/㎡/24h | 安静時 |
5,000~8,000g/㎡/24h | 軽い運動 |
10,000g/㎡/24h以上 | 激しい運動 |
ストライクトレイルフーディは透湿量40,000g/㎡/24hなので、ランニングなどの激しい運動にふさわしいと言えます。
表面の生地はスベスベして滑らか、裏面は汗をかいても肌に張り付かないよう、わずかな凹凸があります。




シャリ感のある生地で、汗をかいたときの肌離れも良好です。
レインウェアながら、軽量・薄手、しかも40,000g/㎡/24hと高い透湿量をかな備える「ストライクトレイルフーディ」であれば、夏場の雨ランニングにも重宝します。
3.半透明だからマラソン大会にも重宝
「ストライクトレイルフーディ」を一着備えておくと、雨のマラソン大会でも非常に有効です。
付属のスタッフサックに収納すれば、かさばることなく、あらゆるレースに持ち運べます。


半透明のクリアカラーも、マラソン大会などでは利点が大きいです。


外側


内側
その理由がこちら。
- 胸や背中のナンバーカードは、タイム計測や安全管理のために確認が必要で、半透明のウェアを着用することで、運営側がきちんと番号を識別できる
- マラソン大会によっては、競技規則として半透明のウェアを推奨あるいは義務付けている場合がある
- 半透明のレインウェアは軽量であるため、重量を最小限に抑えられる
- 半透明のレインウェアは薄手であるため、インナーシャツとのレイヤリングが容易



これからマラソン大会を目指すランナーさんも、着慣れた半透明ジャケットが1着あると心強いよね!
透け具合はこんな感じ。




下のシャツの柄が、透けているのがお分かりになるでしょうか。
「ストライクトレイルフーディ」は、このカラー(TNFレモン)以外も半透明のクリアカラーです。
このような半透明のクリアカラーは、雨のマラソン大会でも重宝します。
ということで、、、
ストライクトレイルフーディで雨の中を走ってみた
まずは試しに弱い雨(4mm)のなか、5㎞ほど走ってみました。


フロントジッパーが防水構造(止水ジッパー)のためか、通常にくらべ動きが硬く、上げ下げにややストレスを感じます。




当日の雨の様子がこちら。
この雨の中を一時間ほど走ってみました。
走り始めてすぐに感じたのは、やっぱり軽い!
重さ100gはダテじゃないですね。
それにとても薄手で、ゴワつかないのがいいです。
一昔前の「カッパ」のイメージはありません。
ただし、走り始めは快適だったのですが、しばらくすると熱くなってきたのでフロントジッパーを少し下げて走りました。
いつもは半袖シャツ一枚だから、熱くも感じますよね。
走り終えた後はこんな感じに。


雨が浸み込んだりはしないのですが、さすがに汗でアンダーシャツがビッチョリ濡れて透けています。
今回気づいた点が2つありました。
- 4㎜ほどの雨で1時間のランニングなら、撥水性のレインウェアで十分
- ランニングのレインウェアは透湿量が重要
1については、降水量と雨に打たれる時間から見たときのレインウェア選び。
弱い雨の中を一時間ほどであれば、撥水性ジャケットで十分だと感じました。
しっかりとした撥水機能があれば、4㎜ほどの雨で一時間なら大丈夫でしょう。
撥水性ジャケットはこちらを使用しています
ただし、降水量が5㎜以上となると少し強く感じる雨なので、一時間以上打たれ続けるなら、防水性のレインウェアが無難かもしれません。
レインウェアの撥水性か防水性の見極めは、弱い雨か強い雨か、濡れるのが一時間かそれ以上かを目安にしようと思います。
2について、ストライクトレイルフーディの透湿量は40,000g/㎡/24hにもかかわらず、今回少し熱く感じました。
なので、透湿量10,000g/㎡/24hほどでは、ランニングでは厳しいと推測できます。
ランニングのレインウェア選びでは、絶対に透湿量を重視すべきだと感じました。
あくまでも主観ですので、ご参考までに。
強い雨にはハイスペックな防水性と透湿量が必須!
強い雨の中も走ってみました。
当日の雨の様子をご覧いただけます。
6㎜ほどのやや強い雨です。


走る人はもちろん、歩く人さえ皆無でした。
当日のランニングデータがこちらになります。






データ詳細
日付 | 7月6日 |
時間 | 17時32分〜 |
気象条件 | 雨、気温23℃、湿度90%、風速3m/秒 |
キョリ | 10㎞ |
所要時間 | 55分07秒 |
ペース | 5:30分 /㎞ |
心拍数(bpm) | 平均158 最大169 |
6㎜ほどの雨になると、ウェアをたたく雨の勢いも、かなり強いものがあります。
この雨の中を走るなら、防水性のレインウェアがやっぱり必要でしょう。
自宅から出てすぐにキャップが濡れてしまうのは嫌だったので、とっさにフードをかぶりました。
何となく嫌だった視界の妨げやバタつき感がなく、いい意味でフードのイメージを覆されます。


浅めのかぶり心地でうっとうしさがなく、ゴムシャーリングでフィット感はかなり高め。
途中からフードを外して走りましたが、心配していた首元からの雨の侵入もなかったようです。
追記
小さめのウエストポーチであれば、レインウェアの内側に収納可。




走っていても、ポーチがレインウェアの外に飛び出さないよう、裾(すそ)のゴムシャーリングが押さえてくれます。
これでポーチの中身が濡れる心配は、ほとんどありません。
走り終えたあとは、パンツやシューズは雨でビショ濡れでした。


しかし、上半身は雨で濡れていません。


さすがに内側は汗で濡れていますが…
正直言うと、前回も内側が汗でビショビショになったので、「レインウェア必要なくね?」と密かに思っていました。
ただ今回気づいたのは、レインウェアが濡れ冷えを抑える効果。
さすがに一時間以上も雨に濡れ続けると、身体は冷え切ってしまうでしょう。
特に走り終えた直後は注意すべきです。
走り終えてから自宅まで歩くとき、いつも急激な冷えを感じるので。
そういった意味で、内側がたとえ汗でビショ濡れになったとしても、レインウェアが雨を防いでくれる効果は大きいと思います。
レインウェアと言えば、「いかに雨を防ぐか」に目がいきがちですが、実は濡れ冷えを抑える役目もあることを知りました。
それには「高い透湿量」も欠かせないのだと思います。
気になった点を一つ挙げるとすると、左腕は袖口から雨が侵入したこと。
右腕は大丈夫だったので、時計をしていた影響でしょう。


とはいえ、袖口もゴムシャーリング仕様でキュッと締まっているので、他のレインウェアにくらべるとマシなのかなと思います。
レインウェア・ストライクトレイルフーディの洗濯方法
目立った汚れがなくても、着用するだけで汗や皮脂汚れが付着するため、こまめな洗濯が「レインウエアの寿命を延ばす」そうです。
洗濯方法としては、柔軟剤・漂白剤の使用は避けつつ、洗濯ネット&中性洗剤というのが一般的。
脱水せずに「乾燥させる」といった流れが推奨されています。※個別商品の洗濯表記を要確認
「洗濯表記」は、衣服の内側の白いタグに掲載されています。


ストライクトレイルフーディの洗濯表記がこちら




40℃以下のお湯で手洗い可能


塩素系も酸素系も漂白剤は禁止


タンブル乾燥禁止
※ドラム式洗濯機の乾燥機や、コインランドリーのような回転させながらの熱と風による乾燥機


アイロン仕上げ禁止


ドライクリーニング禁止
※水の代わりに有機溶剤を使った洗濯方法


日陰での濡れつり干し
ストライクトレイルフーディは40℃以下のお湯で手洗い、かつ濡れたまま日陰で干すことが推奨されています。
上記を前提としつつ、私の場合、7回の使用で1回程度しか洗濯(手洗い)していません。
それ以外は、内外ともに軽めのシャワーで洗い流し、そのまま浴室に干しています。




この洗濯方法で、臭いはまったく気になりませんし、防水効果はほとんど低下していないと思われます。
あくまで個人責任ですので、ご参考までに。
雨ランニングで20回以上使っても防水性は健在
股関節の状態が芳しくなかったため、滑るといけないので、雨の日はあまり走っていませんでした。
調子が良くなってきたので、久々のシャワーランで防水性を確かめてみました。






風も強く、時より5mm/hほどの雨だっだと思います。






かれこれシャワーランで20回以上、それに雪山での遊び・雨天の釣りなどでも使用しましたが、防水性にまったく問題ありませんでした。
水滴をコロコロと玊のように弾いています。




記憶が確かであれば、このレインウェアに関しては、防水スプレーなどのメンテンスは行っていないような気がします。
いつもの撥水性ジャケットに比べると、ほんの少しだけ熱く感じました。
そのぶん、防風性も高いはずなので、ぐっと気温が下がった日には、雨が降っていなくてもウインドブレーカーとして着用してみようと思います。
ストライクトレイルフーディをウインドブレーカーとして着用してみた
春の陽気が続いたものの、全国的に大荒れの天気。


昼間、2kmほど泳いできました。


少し頭が湿った状態でより一層寒く感じるなか、10kmほどのラン。






雨は降らなかったものの、やっぱり寒い…


初めて「ストライクトレイルフーディ」をウインドブレーカー替わりに着用。




冷たい強風のなか、いつものウインドブレーカー(インパルスレーシングジャケット)より、かなり暖かめ。
ランニング後は自宅まで歩くため、汗冷えを感じたものの、風邪を引くようなこともありませんでした。
襟(エリ)が口元まで上がるので、冷たい風を侵入させないのもグッドですね。


同じような気象条件のもと、ウインドブレーカーとして使ってみました。








この日は強風が吹き荒れ、時より雨もぱらつきました。




風の様子。
急な冷え込みと、呼吸も苦しいほどの強風でしたが、ストライクトレイルフーディの高い防風性で体温を奪われることはありません。
また、雨が降っても「濡れない!」という安心感があるため、最後まで安心して走り切ることができました。
寒い季節はウインドブレーカーに加え、インナーシャツを半袖からロングにしたり、ネックウォーマーを重ねたりして対応していました。
今回、遅ればせながら、「ストライクトレイルフーディ」がウインドブレーカー替わりなることに気づいたので、防寒対策のレパートリーがまた1つ増えた感じです。
これ絶対おすすめです
加入する生命保険の判断材料にも役立ちます。
まとめ
弱い雨と強い雨の両方で、レインウェアの防水性を確かめてみました。
5㎜以上の雨の中を走るとなると、やはり防水ウェアは必須ですね。
それに加え高い透湿量を備えたウェアでなければ、内側がムレてかなり不快だと思います。
高い防水性は、高い透湿量があってこそのものだと実感しました。
今回レビューしたレインウェアがこちら
THE NORTH FACE ストライクトレイルフーディ【メンズ】
THE NORTH FACE ストライクトレイルフーディ【レディース】
ロングパンツもあるみたいですね
THE NORTH FACE ストライクトレイルパンツ【男女兼用】
レインウェアにも使える人気の防水スプレー
耐水圧20,000㎜と嵐に耐えうる防水性と、透湿量40,000g/㎡/24hとランニングのような激しい運動にも適した高機能モデル。
お値段もそれなりですが、一着持っておくと、ほぼどんな雨でも対応できると思います。
レインウェアとの併用が効果的
汗を素早く乾燥させ、肌をドライに保つ機能性インナーウェア
あと余談になりますが、雨のなか視界を確保するのに、ツバの長いこちらのキャップが役立ちました。