「ランニングギア取説」運営者のタツヤです。
当サイトでおすすめしている、レインウェアがこちら。
ザノースフェイス(THE NORTH FACE)ストライクトレイルフーディ
㊟枠の中の商品名をクリックしていただくと、ご紹介の商品を直接ご覧いただけます。
わたしも防水性のレインウェアが欲しくなったので、思い切って奮発しました。
実際にランニングで試してみて、色々な気づきがあったのでレビューします。
ザ・ノース・フェイスのストライクトレイルフーディとは?
世界的アウトドアブランドTHE NORTH FACEの、防水性と透湿性を兼ね備えたレインウェアが「ストライクトレイルフーディ」。
amazonで「TNFレモン」というカラーを選びました。


表面の生地はスベスベして滑らか、裏面は汗をかいても肌に張り付かないよう、わずかな凹凸があります。


鮮やかなカラーながら、レース時のゼッケンが透けるクリアカラー。

外側

内側
別のカラーも、このようなクリアカラーです。
透け具合はこんな感じ。


下のシャツの柄が、透けているのがお分かりになるでしょうか。
重量は約100gでした。

防水性のレインウェアとしては、かなり軽量だと思います。
耐水圧は20,000㎜、透湿量は40,000g/㎡/24hとかなりハイスペックです。

ちなみに「耐水圧」とは、どのくらいの水圧まで防水できるかを示した数値。
耐水圧20,000㎜とは、1㎝×1㎝×20m(縦×横×高さ)の水柱を立てても防水できることを意味します。

耐水圧から見た、対応可能な天候の目安は下記のとおり。
耐水圧 | 対応可能な天候 |
300㎜ | 小雨 |
2,000㎜ | 中雨 |
10,000㎜ | 大雨 |
20,000㎜ | 嵐 |
ストライクトレイルフーディは耐水圧20,000㎜なので、嵐に耐えうる防水性を備えることになります。
「透湿量(透湿度)」とは、24時間で1㎡あたり何gの水分を透過するかを示した数値。

透湿量から見た、対応可能な運動の目安は下記のとおりです。
透湿量 | 対応可能な運動 |
2,000g/㎡/24h | 安静時 |
5,000~8,000g/㎡/24h | 軽い運動 |
10,000g/㎡/24h以上 | 激しい運動 |
ストライクトレイルフーディは透湿量40,000g/㎡/24hなので、ランニングなどの激しい運動にふさわしいと言えます。
さらに縫い目からの浸水を防ぐために、シームテープによる加工がなされています。

シームテープとは、内側に貼られたこのようなテープのこと。


縫い目の至る所が、びっしりとテープで覆われています。
わたしは身長167㎝、体重62㎏、胸囲81㎝でMサイズを購入しました。



ジャストサイズでぴったり。
ランニング時の腕振りも、何ら問題ないようです。


フードが付いています。


キャップをかぶるので、正直フードは必要ありませんでした。
ランニング中にフードはかぶらないと思うので、首元から雨が入らないか心配です。
スソと袖口、フードにゴムシャーリング(伸び縮みする箇所)が配されているので、しっかりとフィットして雨の侵入を防いでくれそうです。






ちなみに、ポケットは内外ともにありません。


レインウェアなので無くてもいいのですが、好き嫌いは分かれるところでしょう。
抜群に反射するリフレクターが、3ヶ所に配されています。



これはよく目立っていいと思います。
その他詳細がこちら。
カラー | 7色 |
サイズ | 4サイズ |
素材構成 | ナイロン100%(コーティング等樹脂加工) |
このようなレインウェアを着て、雨の中を走ってみました。
初めて本格的なレインウェアを着て走ってみた
まずは試しに弱い雨(4mm)のなか、5㎞ほど走ってみました。

当日の雨の様子をご覧いただけます。
この雨に一時間ほど打たれ続けました。
走り始めてすぐに感じたのは「やっぱり軽い!」。
重さ100gはダテじゃないですね。
それにとても薄手で、ゴワつかないのがいいです。
一昔前のカッパのイメージはありません。
ただ、走り始めは快適だったのですが、しばらくすると熱くなってきたのでフロントジッパーを少し下げて走りました。
いつもの半袖シャツ一枚とくらべ、やっぱり熱いのは仕方ないですね。
走り終えた後はこんな感じに。

もちろん雨が浸み込んだりはしないのですが、汗でアンダーシャツがビッチョリ濡れて透けています。
今回気づいた点が2つありました。
- 4㎜ほどの雨で1時間のランニングなら、撥水性のレインウェアで十分
- ランニングのレインウェアは透湿量が重要
1については、降水量と雨に打たれる時間から見たときのレインウェア選び。
弱い雨の中を一時間ほどであれば、撥水性のレインウェアで十分だと思います。
しっかりとした撥水機能があれば、4㎜ほどの雨で一時間なら大丈夫でしょう。
ただ、降水量が5㎜以上となると少し強く感じる雨なので、一時間以上打たれ続けるなら、防水性のレインウェアが無難かもしれません。
レインウェアの撥水性か防水性の見極めは、弱い雨か強い雨か、濡れるのが一時間かそれ以上かを目安にしようと思います。
2について、ストライクトレイルフーディの透湿量は40,000g/㎡/24hにもかかわらず、今回少し熱く感じました。
なので、透湿量10,000g/㎡/24hほどでは、ランニングでは厳しいと推測できます。
ランニングのレインウェア選びでは、絶対に透湿量を重視すべきだと感じました。
あくまでも主観ですので、ご参考までに。
強い雨にはハイスペックな防水性と透湿量が必須
強い雨の中も走ってみました。
当日の雨の様子をご覧いただけます。
6㎜ほどのやや強い雨です。

走る人はもちろん、歩く人さえ皆無でした。
当日のランニングデータがこちらになります。



データ詳細
日付 | 7月6日 |
時間 | 17時32分〜 |
気象条件 | 雨、気温23℃、湿度90%、風速3m/秒 |
キョリ | 10㎞ |
所要時間 | 55分07秒 |
ペース | 5:30分 /㎞ |
心拍数(bpm) | 平均158 最大169 |
6㎜ほどの雨になると、ウェアをたたく雨の勢いも、かなり強いものがあります。
この雨の中を走るなら、防水性のレインウェアがやっぱり必要でしょう。
自宅から出てすぐに濡れるのは嫌なので、とっさにフードをかぶりました。
何となく嫌だった視界の妨げやバタつき感がなく、いい意味でフードのイメージを覆されました。

浅めのかぶり心地でうっとうしさがなく、ゴムシャーリングがフィット感を高めてくれるので、スッキリとかぶれます。
途中からフードを外して走りましたが、心配していた首元からの雨の侵入もなかったようです。
走り終えたあとは、パンツやシューズは雨でビショ濡れでした。

しかし、上半身が雨で濡れることはありません。

さすがに内側は汗で濡れていますが……。
本音を言うと、前回も内側が汗でビショビショになったので、「レインウェア必要ないのでは?」と密かに思っていました。
ただ今回気づいたのは、レインウェアが濡れ冷えを抑える効果。
この雨の中を一時間以上濡れ続けると、さすがに身体は冷え切ってしまうでしょう。
特に走り終えた直後は注意すべきです。
走り終えてから自宅まで歩くとき、いつも急激な冷えを感じるからです。
そういった意味で、内側がたとえ汗でビショ濡れになったとしても、レインウェアが雨を防いでくれる効果は大きいと思います。
レインウェアと言えば、「いかに雨を防ぐか」に目がいきがちですが、実は濡れ冷えを抑える役目もあることを知りました。
それには「高い透湿量」も欠かせないのだと思います。
気になった点を一つ挙げるとすると、左腕は袖口から雨が侵入したこと。
右腕は大丈夫だったので、時計をしていた影響でしょう。

とはいえ、袖口もゴムシャーリング仕様でキュッと締まっているので、他のレインウェアにくらべるとマシなのかなと思います。
まとめ
弱い雨と強い雨の両方で、レインウェアの防水性を確かめてみました。
やはり5㎜以上の雨となると、防水性が欲しいところ。
それに加え透湿量の高いものでなければ、内側がムレてかなり不快だと思います。
高い防水性は、高い透湿量があってこそのものだと実感しました。
今回レビューしたレインウェアはこちら。
ザノースフェイス(THE NORTH FACE)ストライクトレイルフーディ
耐水圧20,000㎜と嵐に耐えうる防水性と、透湿量40,000g/㎡/24hとランニングのような激しい運動にも適した高機能モデル。
お値段もそれなりですが、一着持っておくと、ほぼどんな雨でも対応できるでしょう。
雨の日は自宅を出るまで億劫で仕方ありませんが、しばらくするとレインシャワーの爽快さがたまらなくなります。
しっかりとした雨対策をして、あなたなりの雨ランを楽しんでくださいね。
あと余談になりますが、雨のなか視界を確保するのに、ツバの長いこちらのキャップが役立ちました。
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